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2008年2月

2008.02.22

シリーズOS X:WiredX(Windows XPでX Server→Max OS X)

Windows XPでX Server第1弾:WiredX(ブラウザにて)

WiredX.netの[Sign Up]でMember NameとPasswordを設定し、[Sign In]でログインする。

ログインすると「Personal Page for WiredX」が開くので、キーボードと文字コードを設定する。

  • Miscellaneous の Keyboard Mapping を「jp106」に
  • Multilingual の Character Set の「Japanese(JISX0208)」を有効に

[Start WiredX]をクリックすると、ブラウザ内でXサーバ(WiredX)が起動する。

  • セキュリティの警告が出たらば、発行者(JCraft,Inc.)とデジタル署名の検証ができているかを確認し[実行]をクリック
  • WiredXが起動すると、ブラウザ下部のステイタスバーにメッセージ(waiting for connections at display :2)が表示される

Telnetで接続し(→Tera Term Pro)、環境変数DISPLAYでWindows XPマシン(WiredXを実行しているマシン)のIPアドレスとディスプレイ番号(WiredXのデフォルトは2)を設定する。


$ export DISPLAY=192.168.1.61:2 ・・・WiredXのIPアドレスとディスプレイ番号を設定
$ xterm & ・・・Xクライアントプログラムを実行

終了する場合
$ kill プロセスID

※ログインするとDownloadでJava環境用の実行ファイル(Jarファイル)がダウンロードできるようになる。

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シリーズOS X:Telnet(Windows XP→Mac OS X)

望み:OS X(Leopard)マシンにWindowsXPマシンからログインしたい
Part1:グラフィカルに→VNC利用
Part2:テキストで→TeraTerm Pro(SSH2+telnet)を利用

Part2:Telnet(TeraTerm Pro)

(1)OS Xで「リモートログイン」を有効にする
「システム環境設定」の「インターネットとネットワーク」にある「共有」で、「リモートログイン」を有効にする。
画面

(2)XPからTeraTerm Proで接続する
SSH2対応のTeraTerm ProをTeraTerm Open Source ProjectUTF-8 TeraTerm Pro with TTSSH2プロジェクトページよりダウンロードし、インストール。

UTF-8 Tera Term Proを起動すると、「新しい接続」ダイアログが開くので、「ホスト(T):」にOS Xマシンのコンピュータ名またはIPアドレス(「システム環境設定」の「ネットワークで」画面で確認できる)を入力する。「サービス:」で「SSH」、「SSHバージョン(V):」で「SSH2」を選択し、[OK]をクリック。
「SSH認証」ダイアログが開くので、OS Xのユーザアカウントとパスワードを入力し、[OK]をクリック。
画面 画面

lsなどを実行してみた様子
画面

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シリーズOS X:(VNC追補)RealVNC 4.3.x(英語版)でWindows XP→Mac OS X

TightVNCの場合(Mac OS X側の設定は同じ)

RealVNCを使ってWindowsXPからOS Xに接続したい場合、[Options...]→「Colour/Encoding」タブの「Color level」を「Full(all available colours)」にする。全画面表示からの復帰はF8キー(日本語版も同様)。

RealVNCのDowonloadページよりダウンロード。NameやEmailの入力は省略可能。XP側は接続のみという場合、"Viewer for Windows"で良い。今回使用したのは"VNC Personal Edition Viewer for Windows (x86, x64 & ia64)"。

「Connection Details」ダイアログにて[Options...]→「Colour/Encoding」タブの「Color level」を「Full(all available colours)」に。 毎回この設定を使用する場合は「Load/Save」タブで[Save]。
「Server:」にOS Xのマシン名またはIPアドレスを指定して[OK]。
画面 画面
Warningが出るが、[OK]で可。
画面

ウインドウのサイズに合わせて縮小表示をしたい場合、[Options...]の「Scaling」タブにある「Scale to Windows Size」を選択(Ver4.3以降)。
画面 画面

フルスクリーンから復帰したい場合は、F8キーでメニューを表示し、「Full Screen」をクリック。メニューを呼び出すキーは、[Options...]の「Inputs」ページにある「Menu key」で変更可能。忘れた場合は、OS X側でログアウトすれば良い。
画面

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シリーズOS X:(VNC追補)RealVNC日本語版でWindows XP→Mac OS X

TightVNCの場合(Mac OS X側の設定は同じ)

RealVNCを使ってWindowsXPからOS Xに接続したい場合、[オプション(0)...]→「カラー/エンコーディング」タブの「カラーレベル」を「フル(F)」にする。全画面表示からの復帰はF8キー。

UnderDone | RealVNC日本語版よりダウンロード。XP側は接続のみという場合、インストーラなし版で良い。アーカイヴを展開し、vncviewer.exeを起動。

「接続詳細」ダイアログにて[オプション(0)...]→「カラー/エンコーディング」タブの「カラーレベル」を「フル(F)」に。
画面 画面
毎回この設定で良い場合は「ロード/セーブ」のデフォルト設定で[保存(S)](※通常、色の数が多いと動作が遅くなる)
画面

ウインドウのサイズに合わせて縮小表示をしたい場合、Ver 4.3以降を使用(→動作画面)。

フルスクリーンから復帰したい場合は、F8キーでメニューを表示し、「フルスクリーン(F)」をクリック。メニューを呼び出すキーは、[オプション(O)...]の「入力」ページにある「メニューキー」で変更可能。忘れた場合は、OS X側でログアウトすれば良い。
画面

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シリーズOS X:VNC(Windows XP→Mac OS X)

望み:OS X(Leopard)マシンにWindowsXPマシンからログインしたい
Part1:グラフィカルに→VNC利用
Part2:テキストで→TeraTerm Pro(SSH2+telnet)を利用

Part1:VNC

(1)OS Xで「画面共有」を有効にする
「システム環境設定」の「インターネットとネットワーク」にある「共有」で、「画面共有」を有効にする。続いて、[コンピュータ設定...]をクリックし、「他のユーザが画面操作の権限を要求することを許可」と「VNC使用者が画面を操作することを許可」を有効にし、パスワードを設定する。(XPからはこのパスワードを使って接続し、OS Xのアカウントを使ってログインする)
画面 画面

(2)XPからTightVNCで接続する ※RealVNC参考:日本語版(v4.1.2), 英語版(v4.3.2)
TightVNC SoftwareDownloadページよりダウンロード。XP側は接続のみという場合、ダウンロードするのはViewerで良い(ここではtightvnc-1.3.9_x86_viewer.zipを使用)。

vncviewerを起動すると、「New TightVNC Connection」 ダイアログが開くので、OS XマシンのIPアドレス(OS Xの「画面共有」設定画面で確認できる)を入力し、[Connect]をクリックする。「Standard VNC Authentication」ダイアログが表示されるので、OS Xの「画面共有」→[コンピュータ設定...]で設定したパスワードを入力し[OK]をクリックする。
※普段使い環境でキャプチャしてるため、XPのウィンドウがWindows2000ぽいです。
画面 画面

OS Xで、現在使用中の画面が表示される。OS Xのログイン画面が表示された場合、アカウントを選択しパスワードを入力した所でいったんエラーメッセージでて終了するので、再度vncviewerを実行する。
画面 画面

OS Xの画面をvncviewerのウィンドウサイズに合わせたい場合、ツールバーのオプションボタンで開く「TightVNC Viewer Options」ダイアログの「Connection」ページにある「Display」の「Scale by」で「Auto」を選択する。
画面 画面

フルスクリーンの切り替えはCTRL+ALT+Shift+[F]。キー操作を忘れた場合は、OS Xでログアウトすれば良い。
画面

ログアウトして接続を終了したい場合、OS Xでログアウト(アップルメニューまたはShift+Alt+[Q])する。vncviewerを終了しただけだと、OS X側ではログインしたままの状態となる。

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シリーズOS X:Boot Camp(Mac OS XとWindows XPのデュアルブート環境を作る)

望み:Mac miniで、OS XとWindows XPの両方を動かしたい。
方法:Boot Campを使って、OS Xが動作しているマシンにWindows XPをインストールし、DualBoot環境を構築する
Notes:

  • Boot CampはMac OS X. 10.5(Leopard)に含まれている ※以前はBoot Camp β版がサイトで配布されていた
  • Windows XPのSP2適用済起動可能CDが必要。起動可能なWindows XPのインストールCDがあればSP2適応版CDは作成可能。ただしライセンスとしてはグレーという話がある(起動可能CD作成時にブートレコードを読み出す必要があるため)
  • Boot Camp環境下でのインストール中はCDの入れ替えができないため、Windows XPはUpgrade版ではなく通常版でないといけない。インストール時に認識可能な外付けCDドライブがあればUpgrade版でも問題ないようだ。ただし、Appleのサイトには「1 枚のフルインストール版の Windows インストールディスクを使用する必要があ」ると書かれている

参考サイト:
Max OS X Leopard - Boot Camp

Boot Campを使ってWindowsをインストールすれば、インターネットでドライバを検索したり、ディスクを作成したりする必要はありません。Boot Campの実行後、LeopardのDVDを挿入するだけで、必要なドライバが自動的にインストールされます。

Service Pack 適用済みブート可能 CD-ROM を作成するには(Windows.FAQ)
Windows XP SP2 適用済みインストールイメージの作成方法(Microsoft)

※Windows Vistaも同じ手順でインストール可能(もちろんSP2済CDを作成する必要はない)。

(1)Mac OS X. 10.5(Leopard)のインストール
LeopardのDVDをセットするとインストーラが起動する。インストール中にアップデートか新規インストールか選択可能。Windows用の領域はBoot Campで作成するので起動ドライブ全てをOS X用に割り当ててもかまわない。

(2)SP2適用済の起動可能なCDの作成(Windows環境にて)
準備:bbie.exeとmkisofs.exe、およびWindows XP SP2ファイルをダウンロードし、作業ディレクトリ(C:\tmpとする)にコピーする

bbie.exe(ブートイメージを抽出するツール):
BBIE - Bart's Boot Image ExtractorのDownloadよりbbie10.zipをダウンロード。bbie.exeをC:\tmpにコピーする
mkisofs.exe(ISOイメージを作成するツール):
CDRecordFTPサイトよりcdrtools-1.11a12-win32-bin.zipをダウンロード。mkisofs.exeおよびcygwin1.dllをC:\tmpにコピーする
Windows XP SP2ファイル:
Microsoftのサイトよりインストールパッケージ(WindowsXP-KB835935-SP2-JPN.exe)をダウンロードし、C:\tmpにコピーする

CDイメージの作成:
Windows XPのCD-ROMをCDドライブ(J:)にセットする
[スタート]→「ファイル名を指定して実行(R)」でcmdを実行する
コマンドプロンプトにて以下を実行

>cd C:\tmp ・・・(作業ディレクトリに移動)
>md C:\wincd ・・・(Windowsファイルをコピーするディレクトリを作成)
>xcopy J:\ C:\wincd /e ・・・(WindowsファイルをC:\wincdにコピー)
>WindowsXP-KB835935-SP2-JPN.exe /integrate:C:\wincd ・・・(SP2ファイルの適用)
>bbie J: ・・・(Windows CDよりブートイメージを抽出 →image1.binに保存される)
>copy image1.bin C:\wincd ・・・(ブートイメージをWindowsファイルディレクトリにコピー)
>mkisofs -b image1.bin -no-emul-boot -J -N -o winxpsp2.iso C:\wincd ・・・(ISOイメージの作成)

C:\tmpに作成されたISOイメージ(winxpsp2.iso)をCDに焼く:
例えばB's Recorder GOLDの場合、C:\wincd\winxpsp2.isoをトラックウェル("トラックの種類"フィールド)にドラッグ&ドロップして書き込みを実行。

後始末:
Boot CampでWindows XPのインストール作業ができることを確認したら、ダウンロードしたファイルおよびC:\tmpにコピーしたファイル、C:\wincdを削除してもかまわない。

(3)Windows XPのインストール(OS X環境)
Step 1:「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「Boot Camp アシスタント」を起動
Step 2:Windowsのインストールを行う
Step 3:Boot Campドライバをインストールする(Windows環境にて)

Notes:

  • FAT32フォーマットの場合、OS X環境からも読み書きできるため、Windows XPの領域はFAT32でフォーマットする方が使い勝手が良い。したがって、Windows XP用の領域は32GB以内にする。なお、NTFSの場合、読み込みのみの対応となる
  • Windows XPインストール中の「フォーマット」は必ず実行すること。クイックフォーマットでもかまわない(クイックで良いかどうか再度確認中 08/2/22)
  • Boot CampでWindowsをインストールできるのは、内部ハードディスクのみ(FAQより)
  • インストールが終わりWindowsが起動したら、LeopardのDVDをセットしてドライバのインストールを行う

ありがちなできごと:

  • Boot Campアシスタントで「インストーラディスクが見つかりませんでした。」というメッセージが出てWindowsのインストールが開始できない→WindowsのCDが起動可能なCDではない(Windowsマシンで確認するべし)
  • CDが取り出せなくなった(インストールディスクを間違えた等)→マウスボタンを押したままコンピュータを再起動する(電源を入れ直す)
  • Windows領域を削除したくなった→Boot Campアシスタントで削除する(Helpより)。パーティションごと削除され、Mac OS Xのボリュームになる

参考サイト:
Mac ハンドブック:Boot Camp を使って Mac OS X 10.5 Leopard で Windows を利用する
Boot Camp 2.0, Mac OS X 10.5: よくお問い合わせいただくご質問 (FAQ)

Boot CampによるOS切り替え

起動時に選択:
「Option (Alt)」キーを押しながらコンピュータを起動する

Mac OS XからWindows XP:
「システム環境設定」の「起動ディスク」で切り替える

Windows XPからMac OS X:
システムトレイの[Boot Camp]アイコンで切り替える

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