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2009.05.19

REGZA外付けハードディスク交換(作業に至るまでのいきさつなど、単なるドタバタの記録)

*2009年04月14日の日記をそのままコピー*


*REGZA 37Z7000で使っていたHDDがエラーになったので修復しました。ついでに別のHDDに内容をそっくりそのまま移行しました。という話です。実作業は次の日記へ*

うちの液晶テレビREGZA 37Zは「自分でUSBハードディスクを用意すれば録画できますよ」という品。対応HDDが指定されているのは知っていたけど、とりあえず手持ちのディスクを使ってみた(Western DigitalのMy Book 500GB)。「なんだ使えるじゃん」とそのまま使っていたけれどどうも調子が悪い。録画リストを見ようとしてもHDDが眠っていて1回目は必ず失敗するとか、”いつでもニュース”が録画できていないとか。どうも省電力のあたりが問題らしい(推奨機種であるところのIOデータのHDDも省電力がらみでトラブルがちょいちょいありkakaku.comを賑わせている模様)。

まいったなーと思っていたら、とうとう「未登録のHDDが検出されました」というメッセージに。「登録しますか?」に「はい」と答えると、続いて初期化されることになる。まーたいしたもの録画してるわけじゃぁないけど、なんか嫌だし、毎度これじゃ困る。来月はNHK教育で冬の絵空が放映されるんだし。まぁ素直に推奨機種買っとくか。Buffaloの1TBが1万弱だよ。→Amazonさんにお願いする。明日届くらしい。Amazonすげぇ。これが昨日の朝。

じゃぁ、現在とらぶってるHDDは、またMacに戻せばいいわけですね(元々バックアップやら作業やらに使っていたHDDだった)。じゃぁその前にちょっといじってみてもいいですね。まだ見ていない録画がいくつかあるしね。ここでいじっておけば、先々、Buffaloのディスクに何かトラブルがおきても対処できるかもしれん。

で、調べた。

・REGZAで使うHDDはどうもxfsフォーマットらしい
・データはREGZA本体のmacアドレスで暗号化されているらしい
・したがって録画したREGZA本体でしか再生できないが、ファイルのコピー等はできるらしい(LAN接続されたPCの共有ディスクにも録画できるんだもんそりゃそうだ)

・Linuxならxfsが気軽に扱えるはずである。ThinkPadをCD/DVDで起動すればよろしい
(VMware Fusionだとどうなるんだろうなーという実験はまだしていない)

さてはじめました。

xfsを扱えるOS、最初はサイズが小さくて扱いやすいKNOPPIXのCD版。MacでダウンロードしてCDを焼いてThinkPadに持ってゆく。

KNOPPIX起動。HDDは起動時に接続し電源を入れておく。
世間ではこの段階でKNOPPIXのデスクトップにハードディスクのアイコンが表示されているようだが、わたくしのKNOPPIXでは出ていない。ハードディスクが物理的にどうにかなってしまったのだろうか。

dmesgコマンドで確認する。USBや/devなどを検索してみると、WD My Bookなどと表示。なんとなく/dev/sdb1っぽい。ハードウェアは生きているのか?

とりあえずfdiskしてみる(fdisk /dev/sdb1)。pコマンドで情報を見ると「EFI GPT」とある。GUIDパーティションテーブル。はぁ。

じゃぁってことで、partedコマンドを使ってみる(parted /dev/sdb1)。

Filesystem表示が空欄。なぜ?(magic numberのあたりが壊れていたようだ。そのようなメッセージが出ていたけれどキャプチャ失敗してたしょんぼり)xfsとか表示されるんじゃないの? 違うの? いかんせんpartedコマンドを使ったことがないのでよくわからない。KNOPPIXのCD版はxfs非対応とか? いやカーネル標準のはずだし? ここはDVD版にするべき?(ISOイメージをダウンロードするのでDVDは避けたい)

うーむと思って検索してみたら、GParted Live CDなるものがある。これならxfs行けるでしょ。大丈夫でしょ。じゃぁってことでISOイメージをダウンロード、CDを焼いてふたたび起動。

グラフィカルなpartedであるGPartedがいきなり起動してくれてうれしいが、やっぱりファイルシステム不明。うーむ。

この段階で、xfsで管理されているHDDがうちには1つもない(多分)ため、正解がわからない。KNOPPIX(CD)なりGParted Live CDなりでxfsという表示を確認できれば、「じゃぁこのHDDが悪いのね」とわかるけど、いかんせんxfs非対応時代のLinuxを使っていた記憶もあるだけに「対応してるの?」という不安がぬぐえない。元のフォーマットがMacOSというのも微妙にひっかかっている。

よしわかった。KNOPPIXでxfs用のコマンドで修復したという人がいるんだから、じゃぁ、KNOPPIXのDVDで試そう。それでFilesystemが不明のままだったら、もう、xfsだと断定してリカバーコマンドを実行しちゃおう。

で、4.3GBのISOイメージファイルをダウンロードしてる途中にひかり電話の工事が入ってみたり(ルータつなぎかえ)、
DVDで起動しようとしたらエラーになったので再度ダウンロードしてみたり、もう一度DVDを焼いてみたり、
結果「どうもこれはダウンロードのエラーでもなくDVDを焼くときのエラーでもなく、この外付けのDVDドライブのせい・またはThinkPad X60のせい」という結論に至ったり、
じゃぁってことでThinkPad X41用のDock(DVDドライブがくっついている。X60用のDockは持ってない)を探し出したり

という大変に無駄な時間を過ごす。

そして、KNOPPIXのDVDで起動、partedでFilesystemが空白であることを見、そして、ああもういいですよ、とxfsの修復コマンドを実行してしまう(xfs_repair -Lv /dev/sdb1)。

待つことしばし。特段嫌なメッセージも出ず終了。partedコマンドではFilesystemにxfsと表示され「ああやっぱりこう表示されるのか」と確認。そしてREGZAに接続。

じゃじゃーん、ちゃんと認識されましたよーだ!

ってことで満足したのでこのHDDについては終了。Buffaloのディスクが届くのを待つことに。
(※翌日すなわち今日、問題のHDDの内容を新しく届いたBuffaloのディスクにごっそりコピーして、何事もなかったかのように今までの録画データに新しい録画を追加してゆくことができましたとさ:作業内容のみを別にまとめます)

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